借入はちゃんと目的を持たないと損をする

目的もなく借入を増やしたり借入額を多めにするのは損することになる

茨城県在住 T.Jさん(53歳)
子供のためにちょっとキツメにしかることになったのだが、こういうことも親の役目なのかもしれない。しかし昔はこういった金融であるとか、お金に関する教育もされて来なかったのに、なぜか私達の世代は綺麗にお金を使ってきたような気がする。

今はお金を使う教育というのは必須だなと息子に注意していて思った。お金を使う教育が必要なのは、誰にでも借りることが容易になったからだ。昔は確かに街金などもあったしヤミ金もあったが、こんなに簡単に借入をすることはできなかった。

今はどんな人間でも探せば借入をすることができるだろう。銀行がダメなら消費者金融やカードローン、それにキャッシングを使えばできる。また、それ以外にもインターネットを使って借り入れることもできるなど、幅広くなっている。

どこかで借入が可能となれば、必ず教育は必要だと思う。私の息子はとりあえずカードローンを使っていたのだが、意味もなくかなりのお金を借りていたのだ。「あったほうが安心すると思って」と言っていたが、それではただ単に金利支払いだけがかさんでしまう。

普通は必要な分だけを借りるものだ。それを多めに借りるなんていうことをしたら、自分が損をしてしまうのだ。だから損をしないように、私の方から指導をすることにした。それ以外にも目的もなく借入をしたりしていたようだ。

カードローンの今回の使い方だけでもと思って指導はしておいたので、おそらく少しの間は安心だろう。しかしずっと安心という訳にはいかないと思う。今後はカードローンを使わないで、他のものを使うかもしれないだろう。

そして今は額が小さいからいいが、住宅ローンや自動車ローンとなれば、額が大きくなってくる。そうなった時の対応もちゃんと指導しておかないと行けないだろう。親の役目か学校の役目か、それとも会社が指導すべきなのかは判断が別れるところだと思う。

ただ、私は今のところ親がやるべきだと思っているので、息子には今後のことも考えて、ちゃんと指導しておこうと思っている。